今日はこのあと、マサイ族の村を訪問に!!楽しみです。
マサイ村に行く途中の道で、イボイノシシがいました。
発生したての竜巻も見ました。しばらくすると消えてしまうのだそうです。
マサイの家畜がたくさんいました。
マサイ村はもうすぐです。
しばらく車を走らせ、マサイ村に到着!
ガイドさんが到着した旨を伝えに行くと…
村の人が出てきて、何やらガイドさんとずっと話し込んでいます。
ガイドさんが私たちの車に戻ってきました。この村で先程、子供がゾウに襲われてしまい、今取り込んでいるため、今日は見学できないようです、とのこと…!!
自然と共存して生活しているマサイの人々には、そういうことも日常的な出来事として起こってしまうのですね…
帰り際、大泣きしている村の女性の姿が目に入りました。
ゾウに襲われてしまった子供、大丈夫だったらいいな…かわいそう。とても心配です。
マサイ族の村は複数あり、そのうちのいくつかが観光客を受け入れているそうなので、予定を変更し、他の村へ行くことに。
次に行こうとしているマサイ村はここから遠く、石だらけのガタガタ道を、車はひたすら走り続けました。
急きょ訪問することになった、もう一つのマサイ村にようやく到着。
ガイドさんが、到着したことを知らせに行くと、村を案内してくれるマサイ族の男性が出てきたので、入場料を支払いました。
入場料は1人30シリングで、合計90シリング。
この村の収入源です。
観光客誘致に熱心なマサイ族。
本来は家畜を売って現金収入を得ていたものの、野生動物の領域を犯しトラブルを生じる可能性があるため、家畜を増やす事ができなくなっていきました。
このため、マサイ族の村に観光客を招き収入を得ることにしたのが、その背景。
観光客からの現金収入は、保護区周辺に住むマサイと野生動物の共存のバランスを保つために役立っているのだそうです。
マサイ族の人たちが、村の入り口に続々と集まってきました。
ずらっと一列に並んで、最初に歌と踊りで歓迎してくれました。
歓迎の歌と踊りのあと、マサイの村の中へと案内されました。
案内人の男性に促され、私たちは木のベンチに腰掛けました。
彼は「私の父は医者でした、私は学校に行かせてもらったから英語が話せます」と言っていました。
始めに、マサイの生活などについて説明してくれました。
マサイ族は一夫多妻制ですが、妻が多ければ多いほど、養うには経済力が必要だ、とのこと。
日本とは全然文化が違い、本当に不思議な感じがします。
次に木の皮を何種類か見せてくれました。マサイのいろいろな種類の薬だそうで、これはマラリアの薬…などと一つ一つ説明してくれました。
薬にする木の皮などは、8日間かけて山などに取りに行くのだそう。
薬は煎じて飲んだりし、その中の何かの薬は、とてもにがいため、飲んだあとに吐くことにより病気を直す、と言っていました。
火おこしの様子も実演してくれました。
さすが手慣れています。あっという間に煙が立ちのぼり、火がおこりました。
その後、マサイの住居を案内してくれました。
家は木の枠に牛の皮を貼り、その上を牛糞などで固めてできています。
材料集めは男性、家を建てるのは女性の仕事なのだそうです!!
家の中は真っ暗で、最初は全然周りが見えません。だんだん目が慣れてくると、少し見えるようになってきました。
こんなに暗い台所で手元がちゃんと見えるのか、調理できるのですか、と聞いたら、大丈夫!とのことでした。
そういえば、マサイの人たちは視力がいいんですよね。
明るい照明の家に暮らしている私たちはこんな質問をしてしまうけど、日の出、日の入りの太陽と共に、自然のサイクルで生活しているマサイの人々にとっては、普通のことなのかもしれません。
次にマサイのマーケットを見に行きましょう、とのことで案内されました。
野菜などが売られているファーマーズマーケットみたいな市場を想像していたのですが…
私たちのためだけに開かれたマーケットじゃん!!
お客さんは私たちだけ…
しかも野菜なんかじゃなく、マサイの人たちの手作りの工芸品や雑貨が並んでいる。
マーケットの人たちみんなの目がこちらを向いています。
これって買わないといけないんだよね…でもこれを収入源にしているのだから、何でもいいから何か買ってあげなきゃいけない気がしてきました。
何かめぼしいものはないかと、両側にずらっと並んでいる、私たちだけのマーケットを一回りしてみます。
旦那と娘は早速、お気に入りを見つけたようで手に取っています。
私は、木の板でできたキリンの絵と、インテリアにもなりそうなマサイ族のビーズの首飾りを選びました。
旦那は木彫りのお面など、娘はゾウとカバの置物やブレスレットを購入することにし、全部でいくらになるか交渉をスタート。
最初、マサイの人が地面に木の棒で14,000シリングと金額を書きました。旦那も、いや、これくらいで、と木の棒で書いて交渉。
何度もやり取りをし、最終的に7,000シリングで交渉成立。たくさん買ったし、まあ、こんなものなのかな。
そのあと、マサイの子供たちが通う学校を見に行きますか?と聞かれたので、行ってみることに。
学校に到着。
私たちが入って行くと、子供たちは歌を歌って歓迎してくれました。
朝起きて〜、歯を磨いて〜というような内容の1日の生活の歌や、ABC、123の歌など、たくさん合唱してくれましたが…
観光客が来るといつも歌っている歌、という感じで、子供たちも慣れている様子。
学校の先生に、何か子供たちに質問はないですか、と聞かれたので、旦那が「学校は楽しいですか?」と英語で質問しましたが…
英語が分からなかったのか、あまり理解していないようでした。
学校は昔は大きな木の下での、青空教室だったそうです。
現在4歳〜8歳の子供たちが学び、全校で100名ほどですが、今日のクラスは35名くらい。
学校の先生は、もっと学校を増やしたい、と言っていました。
そこでおもむろに、あるノートを見せられ「寄付をお願いできませんか」と…
旦那は学校を見に行くかどうするか?と聞かれた時点で、寄付の件は察しがついたそうです。
そのノートには寄付した人の名前と金額が記されていました。そのリストの中で一番高い金額を寄付していたイギリス人観光客と同じ2,000シリングを、旦那が寄付しました。
マサイの子供たちの教育に役立ってくれることを願って…
マサイ村をたっぷり見学したところで、そろそろロッジへ帰る時間です。
異文化をいろいろ体験できて、面白かったです!!