次にツアーバスが向かったのは、嵐山。
私は嵐山も行ったことがなかったので、今回とても楽しみにしていました。
バスが到着してからは、各々自由時間。
まずはお腹が空いたので、渡月橋のすぐ近くにあるお蕎麦屋さんでお昼を食べることにしました。
蕎麦を食べたあとは、バスの中でもらった嵐山のマップを見ながら、散策を始めます。
制限時間があるので有効に時間を使わなければいけません。
ガイドさんがおすすめしていたルートの通りに、散策をすることにしました。
まずは天龍寺へ。
天龍寺は世界遺産に登録されている、京都を代表する寺院の一つです。
天龍寺の見どころの一つ「曹源池庭園」。世界文化遺産に登録されているこの庭園を作ったのは天龍寺の初代住職、夢窓疎石(むそうそせき)。
天龍寺は不運なことに八度の火事で焼失していて、ほとんどの建物は明治時代以降に再建されたものですが、「曹源池庭園」は約700年前の作庭当時の面影をとどめているのだそうです。
天龍寺のしだれ桜は、嵐山の中でも特に美しく開花すると人気のため、見頃の時期になると、多くの観光客が訪れます。
例年の桜開花の時期にしては少し早すぎたので、正直、今回の京都旅行で桜は全く期待していなかったのですが…
暖かかったためか開花が早まり、まだ咲ききっていないというわけでもなく、散ってもいない、という完璧なタイミングで桜満開の京都を楽しむことができました。
この旅行で一生分の桜を見たかな、と言うとオーバーかもしれませんが、少なくとも数年分の桜は見ることができたかも。あまり期待していなかったのですが、とてもラッキーでした。
次に行ったのは、嵐山を代表する観光名所「竹林の道」。
日本のみならず世界中からの観光客が連日たくさん訪れる大人気のエリアです。
約200mにわたって空を覆うほど高く伸びた竹の林が続きます。両サイドから押し寄せるかのような竹林は圧倒的な迫力。
平安時代には貴族の別荘地だったというこの場所をゆっくりと散策しながら、1000年前の時代に思いを馳せます。
竹林の散策の後は、野宮神社へ。
天龍寺の北門から徒歩3分ほどのところにある野宮神社は、源氏物語にも登場しています。縁結びや子宝、安産の御利益があることから、とくに女性に人気のスポットです。
集合時間に遅れないよう、そろそろバスの集合場所に向かいます。