桜を満喫! 平野神社
貸切タクシーで観光スタート!!
桜を満喫するならまずはココ!と運転手さんに最初に案内してもらったのは、平野神社。
やはり、地元に精通している運転手さんにお任せして良かった!ここはチェックしていませんでした。
古くから桜の名所として知られているという「平野神社」。早咲きから遅咲きまで、約60種400本もの桜が境内を埋め尽くしています。
運転手さんは割と若いかただったのですが、とても経験豊富で京都に関するあらゆる情報を知り尽くしていて、何を質問しても丁寧に詳しく答えてくださり、とても感じのいいかたでした。
まず最初に訪れたこの平野神社で、満開の美しい桜に酔いしれました。
石庭を眺めてまったりと…龍安寺
次にタクシーが向かった先は、龍安寺。
世界遺産にも登録されている由緒あるお寺です。
ここは私が行きたくてリストアップしていた場所。
龍安寺の石庭、いつか見てみたかったんです!ようやく訪れることができて嬉しい!
石庭に向かって座りながら眺めていると、日頃の雑念が取り払われ、心が洗われるかのような感覚が。
石庭は誰がいつ頃作り上げたのかは定かではなく、いまだ謎のままなのだそうです。
龍安寺の石庭は、幅25 m、奥行10mの広さの庭一面に白砂が敷き詰められています。石庭の中には大小合わせて15個の石が配置されており、どの位置から眺めても、必ず1つの石は隠れて14個しか見ることができないということで有名です。
「15」という数字は、東洋では完全を表す数字で、「14」しか見えないのは「不完全」ということを表しており、そこには「自分自身を見つめて、足りないものを見つめ直し、今ある自分自身に感謝する心を持ちなさい」というメッセージが込められているのだそうです。
訪れる多くの人が縁側に腰を掛けて眺める石庭ですが…方丈の室内から立ち見でみた時、全ての石が見える場所があるのだということを運転手さんが教えてくれました。
確かに!たった1ヶ所、不完全が完全になる、15個全ての石が見えるという位置があります。
皆さんもぜひ、龍安寺に行ったら確かめてみてください!!
石庭とは建物を挟んで反対側に位置する茶室「蔵六庵」前には、徳川光圀の寄進とされる「つくばい」があります。
中心の水穴を「口」の字に見立てると「吾唯知足(ワレタダタルヲシル)」と読むことができ、釈迦が説いた「知足の心」を図案化したものといわれています。
のんびりと石庭を眺めて癒され、気分もリセットされたところで、次の目的地へ向かいます。
穴場の桜スポット! 大石神社
桜を満喫するならココも!と運転手さんのオススメで次に向かったのが、山科区にある「大石神社」。
忠臣蔵の赤穂義士の大石内蔵助良雄ゆかりの「大石神社」は、穴場の桜スポットなのだそうです。
大石神社の境内の鳥居横には、樹齢80年以上で、高さ約10メートルもあるご神木の枝垂れ桜「大石桜」があります。
大石神社で桜を満喫したあと運転手さんに、神社の裏側に隣接する岩屋寺(いわやじ)も見ていきますか?と聞かれたので、急きょ、拝観していくことにしました。
大石内蔵助ゆかりの寺、岩屋寺
「忠臣蔵」で有名な、主君浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)の無念を晴らそうと吉良邸に討ち入った赤穂四十七士。そのリーダー大石内蔵助(おおいしくらのすけ)は討入り前に京都、山科の地に住んでいました。その隠棲地として知られる岩屋寺。
境内には大石内蔵助の住居跡があり、赤穂義士ゆかりの寺院として有名です。
忠臣蔵の貴重なお宝が眠る岩屋寺は、拝観料が必要とのことでしたが、案内の方が丁寧にいろいろとわかりやすく説明してくださり、とても勉強になりました。
本堂の一隅に、四十七士の位牌が祀られています。
この位牌は、討ち入り前に大石内蔵助が準備しておき託したものなのだそうです。
岩屋寺には、文机、鍵付き貴重品箱など大石内蔵助に関わる遺品が数々保管、展示されていました。
別間には、四十七士の顔を模写した小さな木像がずらりと並べて安置されていました。