花魁体験のあと、まずは一休みするため、前々から調べておいた「茶寮都路里 祇園本店」へ。
「都路里」は1860年創業の京都の宇治茶専門店「辻利」の中にある茶房。京都の宇治茶を使った和菓子やパフェなどのスウィーツを楽しむことができます。
辻利といえば、ミスドとコラボした抹茶ドーナツで有名なので、ご存知の方も多いかと思います。
有名人気店だけあって、到着した時にはものすごい行列。
京都に来たからには一度は抹茶系のものを!と決めていたので、結構並びましたがようやく入店。
お目当ては抹茶のスウィーツですが、まずは茶そばで腹ごしらえ。
スウィーツはやはり主役級の「特選 都路里パフェ」を注文。
茶そば、パフェと、3人とも全く同じメニューを。
せっかくここまで来たなら、と普段あまり甘いものを食べない母も一緒にパフェを注文していましたが、運ばれてきたパフェは想像以上に大サイズ。
そのあまりのボリュームに食べられるかな、と言っていましたが、完食していました😁
一息ついたところで、京都旅行最後の予定に向かいます。
京都といえば、舞妓さん。
本物の舞妓さんを見たい!と思い、お座敷遊びなどのできるところを探していたのですが、旅行間際だったため決めていた予算内ではどこも予約が取れず…
今回は舞踊やお点前、舞妓さんとの会話など、花街文化や舞妓さんの魅力を気軽に間近で感じることができるという「舞妓シアター」へ。
超方向音痴な私は、地図で見ても場所が分からずちょっと迷いましたが、人に聞いたりナビで確認し、なんとか予約の時間に間に合いました。
到着して中に入ると、お客さんは中国や欧米からなどの外国人観光客が多く、京都人気を改めて感じました。
ここでは舞妓さんの上品なお点前を間近で見ることができます。
舞妓さんにたててもらったお茶と、和菓子をいただきます。
次に、舞妓さんについての基本的な説明を受けつつ、スクリーンの映像を鑑賞。
一人前になるためには厳しい修行に耐え芸の道を生きていくという決心が必要で、とてもストイックな生活を送っているということに驚きました。
舞踊を披露してくれました。
間近で見る舞妓さんはやっぱり美しくて、娘もじっと見入っていました。
お客さんに娘くらいの年齢の日本人の子供は他にいなかったので目に付いたのか、帰り際に舞妓シアターの女将さんと思われるかたとお話したときに、娘さん、舞妓になってみる?なんて聞かれました😁
娘はもじもじしていましたが…舞妓さんの修行を始めたらこのシャイな性格も直るかな。
というかきっとシャイなんて言っていられなくて、生活のすべてを芸の道に捧げる覚悟と熱意がなければ目指すことができない職業に違いありません。
最年少で舞妓となる場合、中学卒業後の15歳からなのだそうです。
舞妓さんを志す少女はみんな、娘とそう変わらない年齢からこの厳しい世界に飛びこんで、毎日厳しいお稽古に耐えなくてはなりません。
しかしそんな大変な修行を乗り越えた先にきっと、海外の観光客に日本文化を伝える架け橋となる誇りや、伝統芸能の担い手としてのやりがいがあるのかもしれません。
こんなに綺麗なのに、大変な裏の修行の部分を感じさせない優雅な振る舞いは、本当に尊敬します。
「舞妓シアター」ではほかにも、舞妓さんと一緒に記念写真を撮ったり、フリートークの時間もあり、旅行の最後に京都の伝統文化に触れることができて大満足。
満開の桜に舞妓さんに、京都らしさをたっぷり堪能し充実した旅行となりました。
また次回は他の季節の京都にもぜひ、訪れてみたいと思います。